『クマムシ研究日誌』、重版出来御礼。
ちょうど1年前に出版した『クマムシ研究日誌』(東海大学出版会)が重版されることになりました。『クマムシ博士の「最強生物」学講座」』(新潮社)に続き、これで単著は2作連続での重版。出版社や書店のみなさま、そして何よりも拙著をお買い上げいただいた方々に厚く御礼申し上げます。
本書の感想を書いていただいた方々にも感謝申し上げます。ここでその一部を紹介させていただきます。
研究対象に注ぐ〈無償の大きな愛〉に圧倒される。
読売新聞
いったい何回クマムシという単語が出てきているのだろうか。彼のクマムシに対する愛はとめどなく溢れてはこぼれ落ち、この本に散りばめられている。
バッタ博士 前野ウルド浩太郎
砂漠のリアルムシキング
本書から伺える堀川氏の一連の考え方や行動力は、まさに起業家精神(アントレプレナーシップ)に基づいている。
academist代表 柴藤 亮介
HONZ
柴藤さんと内藤さんとの対談もHONZで掲載されました。
今は作家とかミュージシャンも昔に比べると食えなくなって、イベントをこまめにやったりネットでうまくセルフプロデュースしたりしないとやっていけないとか言ったりするけれど、研究者もそういうものになっていくんじゃないだろうか。
pha
phaの日記
phaさんとも対談させていただきました。
同じ研究者という生き物として、さまざまな試練にさらされながらも研究を続けようと苦闘する氏の姿に親近感を覚えた
3710920269
甘ちゃんの研究者がだんだん鍛えられてプロになっていく過程はなかなか読ませる。
shorebird 進化心理学中心の書評など
調査対象の飼育システムを確立し、それを研究するだけのサンプル数を稼ぐことができるようにするまでのプロセスがすさまじい。
めもちょう タイの森から石川県へやってきた研究者の生活
研究者だから,つまらない文章だろうと思ったらとんでもない。
プチ文壇バー「月に吠える」のWebでも本書についてのインタビューをしてもらいました。
Twitterでも多くの感想を寄せていただいています。
堀川大樹さん @horikawad の「クマムシ研究日誌」を読みました。若い人生は自分の理想と現実の撹乱を同時に受け、往々にして折衷だと納得して現実の波に身を任せることになります。堀川さんもまたそうなっていない大人の一人だと思います。http://t.co/HKrDIPhCI7
— Nozomu Yachie (@nzmyachie) 2015年8月30日
堀川大樹「クマムシ研究日誌」を読了。
— AKI INOMATA (@a_inomata) 2015年8月30日
劣等生(高校で学年最下位)からの、博士号取得、世の中に知られる存在になった堀川さんの研究者としての道筋は興味深い。
成功の秘訣は、著者曰く「天の邪鬼」、そして「人との縁」ではないか。人と違う事をしたい気質がユニークな活動体系を生み出す。(続)
(続)色々な人の支えに対する感謝が、文中で幾度も述べられているが、周囲から協力を得られるのは、文中に垣間見える著者の実直な性格ゆえか。
— AKI INOMATA (@a_inomata) 2015年8月30日
血を吐きながら(実験のために)クマムシの飼育をする著者(注:健康は大事です)を私も応援せずにはいられないなと思ったのは、言うまでもない。
クマムシ研究日誌。
— 福山 K (@xinkaitei) 2015年10月14日
クマムシも不思議だし、クマムシ研究者も不思議。
若者が自分の居場所を作れるまでに成長する物語でもありました。
顕微鏡を買いたくなる一冊。
そこらの苔に居るのかぁ、不思議だなあ~ pic.twitter.com/cpQIUEpBT6
クマムシ研究日誌 by @horikawad https://t.co/g69VO5ZjXK 献本御礼。研究者は研究対象に似るのだろうか?今日日プロの研究者になるというのは、クマムシなみのタフさが要求されるのかもしれない。しかしそのクマムシも常に最強というわけじゃなくて…
— Dan Kogai (@dankogai) 2015年12月25日
『クマムシ研究日誌』読了。研究内容の部分も面白かったが、余剰博士の問題についてのコラムなど、研究者としての生き方について改めて考えさせられた。文系と理系では、博士号取得後の苦労も多少異なるのだろうが、研究者としてのあるべき姿勢は変わらないと思う。
— roshi (@pref_tori) 2015年6月18日
堀川先生の「クマムシ研究日誌」読了。
— とよさきかんじ(野虫の会) (@panchichi3) 2015年6月18日
「クマムシのパラダイス銀河」「若かった、あの頃は」「血混じりの液体」「ついに起こしたのだ。クマムシ革命を」数々の名言の向こうから、自分の足で歩くことを決意した研究者の魂が立ち昇る。圧巻。 pic.twitter.com/vPhom0gRSA
堀川大樹さんのクマムシ研究日誌が届く。
— カワバタヒロト 秘密基地からハッシン!中 (@Rsider) 2015年5月29日
NASAのエイムズ研究所までのあたりでまとめられている。
そこまで聞いてなかったよ堀川さん! というエピソードも満載だ。まだ、摘み食いしかしていないけれど、このシリーズやはり「最強」。... http://t.co/75gLAGxHYc
クマムシ研究日誌読んでたら、いきなり部屋の壁におびただしい銃と剣と、自分が仕留めたハト手に笑ってたり、大砲ぶっぱなして無人船破壊してる写真飾ってる中年男性でてきてくっそわろた( ˘ω˘ )
— smsu@ヽ(0w0)ノ (@SamsicanK) 2015年7月2日
先日、堀川さんの『クマムシ研究日誌』を読んだ。アメリカで死の危険を感じた直後に、その場の写真を撮ってるのがすごい。俺なら助かった安堵感で写真撮ることなんて考えないだろうなぁとか思ってしまった。(クマムシにあまり関係が無い感想)
— Kawai_Yusuke (@fiddler_K) 2015年7月6日
【新着図書】『クマムシ研究日誌』超低温でもカラカラの脱水状態でも死なない、地上最強。お笑いのヒトの話ではなく、全長1ミリ以下・四本足をもつ無脊椎動物の話です。拡大するとカワイイというかゆるキャラ向きだけど意外と知らないクマムシの世界 http://t.co/ffMpigkKOv
— 京大吉田南総合図書館(逍遥館) (@yoshidasouthlib) 2015年7月23日
@horikawad 「クマムシ研究日誌」を読み終えました.育てるのがこんなにタイヘンだなんて!というところに驚き,それに続いてNASAで培養がうまく行かなくなったときのピンチ感にドキドキハラハラしました.p162の,博士が持つべきマインドセット,には同感です.
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2015年8月11日
堀川さん (@horikawad )のクマムシ研究日誌をやっと読み終わった,聞いていた話いくつかあったけど,アメリカの鬼軍曹風の警官の下りは最高に面白かった
— 気まぐれアブスタドリ (@feketerigoremet) 2015年8月16日
古いreviewとかクマムシ研究日誌読んでると,ほんとこの10年でクマムシ研究は飛躍的に進んでるんだなぁって思うよね,いますごい時代だよね.
— 気まぐれアブスタドリ (@feketerigoremet) 2015年8月18日
大学の図書館で「クマムシ研究日誌」と出会ったけれど、もっと前にあの本を読んでいたらクマムシの研究が出来る大学に行きたいと思ったんだろうな…
— 新紀 (@AraArazx) 2015年8月22日
クマムシ博士の「クマムシ研究日誌」を読み終わった。研究そのものを遂行する能力も大事だけど、運とそれをものにする行動力というか勢いも大事だなぁ、という感想。あと巻末の参考文献の最初にジョジョの奇妙な冒険が載っていて笑った。
— Yoshi (@yoshi9801) 2015年10月14日
クマムシ研究日誌を読んだ。可愛い生物とは思えなかったけど、クマムシに対する著者の愛情とか、クマムシの耐性能力とか、その研究がNASAへの道を開いたとか、ぎっしりつまった面白い本だった。 pic.twitter.com/ZBBFhvXGgD
— Hiromi Kashino (@khiromi) 2016年2月14日
『クマムシ研究日誌』をはじめとした東海大学出版会の『フィールドの生物学シリーズ』は大型書店に置いてあるので、実際に手に取ってから購入を検討されたい方は、そのあたりを回っていただければと。以下の書店に置いてあることは確認済みです。
八重洲ブックセンター本店
丸善丸の内本店
丸善&ジュンク堂書店渋谷店
ジュンク堂藤沢店
丸善多摩センター店
啓文堂書店 狛江店(実家のある狛江の書店さんに置いてもらいました)
最後に、ソーシャル校正のよびかけに快くご参加いただいたみなさまに特別の御礼を申し上げます。どうも有り難うございました。
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