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クマムシ博士のむしブロ

クマムシ博士が綴るドライな日記

クマムシ本『クマムシ研究日誌』を出版します。


5月下旬にクマムシ本が出ます。タイトルは『クマムシ研究日誌』。メルマガ「むしマガ」で連載していた同タイトルの原稿をベースにまとめたものです。すでにAmazonで予約受付を開始しています。


クマムシ研究日誌: 地上最強生物に恋して


前作のクマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたちーではクマムシの話が全体の3分の1ほどだったのに対し、『クマムシ研究日誌』は一冊まるごとクマムシの話。私がクマムシに出逢ってからこれまでの研究人生を時系列で追いつつ、初心者からマニア向けのクマムシ教養をつめこみました。


『クマムシ研究日誌』は怪作ぞろいの『フィールドの生物学シリーズ』の第15弾目として東海大学出版会から出版されます。このシリーズでの出版ということで、執筆中もプレッシャーがありましたが、なんとか出版までこぎ着けられてほっとしています。『クマムシ研究日誌』の目次は以下のとおり。

クマムシ研究日誌 
ー地上最強生物に恋してー


目次


はじめに

第1章 クマムシに出会うまで


型破り教授
クマムシとの出会い
クマムシとの遭遇
カーブのすっぽ抜けが真ん中やや高めに甘く入ってきた
【コラム】 クマムシとは
クマムシの圧力耐性
変な優越感
クマムシの酒
着手
クマムシを誰かにやらせようと思っていた
卒業研究

第2章 クマムシに没頭した青春の日々


パワーエコロジー
背中に深く突き刺さるナイフのような視線
運命のクマムシ
このクマムシ何のクマムシ気になるクマムシ
手なづけられたフェレットのように
大学院生としてやっていけるという自信が確信へと変わる夏
消えた学会発表資料
国際クマムシシンポジウム二〇〇三
【コラム】 人生最大のピンチ到来
クマムシと橋本聖子選手における共通点についての考察
ボゴールの奇跡
熱帯育ちの眠り姫たちに待っていた過酷な試練
クマムシを乾かそう
研究人生の転機
新天地
オニクマムシの飼育
オニクマムシの介護
【コラム】つくばライフ
ガンマ線照射施設に立ち入る
イオン線照射施設TIARA
クマムシ地獄
【コラム】つくばの異次元タイ料理店
飼い犬の鼻先をゆっくりと触れるように
岩のような塊となって肩にのしかかる落胆
最有力候補クマムシ
クマムシ・レボリューション
乾燥スケジュール異常なし
横綱級の乾燥耐性
命名「ヨコヅナクマムシ」
【コラム】乾燥耐性メカニズム
【コラム】乾燥すると縮まるクマムシの謎
宇宙生物科学会議とタコス
NASA進出への伏線
クマムシのなかまの発見と二度目の居候
【コラム】真っ白に燃え尽きるのか
クマムシゲノムプロジェクト始動
【コラム】乾眠クマムシの記憶

第3章 クマムシとNASAへ


学振の生殺し
九回の裏ツーアウトからの逆転サヨナラ
【コラム】アカデミアで研究者になるには
【コラム】余剰博士問題について
新天地2
【コラム】アメリカでの宿探し
クマムシ餌問題
【コラム】ジョン(John)
クマムシと宇宙生物学
【コラム】科学啓蒙に大切なこと

第4章 クマムシ研究所設立の夢


おもしろいことができれば、それでよい


あとがき


せっかくなので、フィールドの生物学シリーズの歴代の作品も紹介します。どれも新進気鋭の若手研究者たちが著した、熱い研究記です。


熱帯アジア動物記―フィールド野生動物学入門:松林 尚志著 (フィールドの生物学1)


サイチョウ―熱帯の森にタネをまく巨鳥:北村 俊平著 (フィールドの生物学2)


モグラ―見えないものへの探求心:川田 伸一郎著 (フィールドの生物学3)


虫をとおして森をみる―熱帯雨林の昆虫の多様性:岸本 圭子著 (フィールドの生物学4)


共生細菌の世界―したたかで巧みな宿主操作:成田 聡子著 (フィールドの生物学5)


右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化:細 将貴著 (フィールドの生物学6)


テングザル―河と生きるサル:松田 一希著 (フィールドの生物学7)


アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に:丸山 宗利著 (フィールドの生物学8)


孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生:前野・ウルド・浩太郎著 (フィールドの生物学9)


凹凸形の殻に隠された謎: 腕足動物の化石探訪:椎野 勇太著 (フィールドの生物学10)


野生のオランウータンを追いかけて―マレーシアに生きる世界最大の樹上生活者:金森 朝子著 (フィールドの生物学11)


クマが樹に登ると―クマからはじまる森のつながり:小池 伸介著 (フィールドの生物学12)


イマドキの動物ジャコウネコ: 真夜中の調査記:中島 啓裕著 (フィールドの生物学13)


裏山の奇人: 野にたゆたう博物学:小松 貴著 (フィールドの生物学14)


ではでは。


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