クマムシ博士のむしブロ

クマムシ博士が綴るドライな日記

STAP細胞の研究論文内の不自然な画像データ【追記あり】

【追記1】2014.2.14.

本記事で取り上げた、不自然と指摘されている画像の一部について、jpeg圧縮によるブロックノイズによるものとの指摘を多数いただきました。よって、当該箇所の画像とその記述を削除しました。読者、そして関係者のみなさまにお詫びいたします。【2014.2.24. 追記: 画像の一部とは図1bと図5dについてです。Scienceの記事と週刊ポストの2014.3.7日号にて、私のブログ記事で「電気泳動の図(図1i)がブロックノイズのせいだ」と書いてあるのは事実誤認です。そのようなことは書いていません。Scienceはこちらからの修正要請後に記事を訂正しました。】


また、当記事に想定外の反響があり、マスメディアに本記事が曲解して伝えられる恐れがあることと、ブログ経由で送られたコメントに一部攻撃的なものがあり身の危険を若干感じるため、本記事は一時非公開にします。出版された論文をもとに議論するのは科学研究の営みの一環ではありますが、業界外から見た場合、このような営みに誤解を抱く方もいます。


小保方さんらによるSTAP細胞研究については、このブログで取り上げてきたように、私自身も衝撃を受け大いに今後のプログレスに期待しています。本研究への寄附を推奨する記事も書きました。そして、だからこそ、今回あがっているような指摘部分もあえて取り上げました。持ち上げることだけを書いて、ネガティブな点に触れないのは、研究者としても公平さに欠けると思ったからです。決して多方面の研究者を咎めるために書いたわけではない、ということを付け加えさせていただきます。


【追記2】2014.2.15.

理化学研究所が研究論文の不自然な画像と指摘される部分について、独自の調査を始めたようです。


STAP細胞:「不自然な画像」指摘受け理研が論文を調査


調査グループからの報告を待ちたいと思います。なお、一部で本ブログ記事が発端となり理研が動いた、と書いている方がいますが、それは違います。本記事が投稿されたのは2月14日ですが、理研は2月13日にすでに外部の専門家を呼んでいます。おそらく、以下の英語サイトが本調査のきっかけになったものと思われます。


"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency": PubPeer


また、STAP細胞作製の追試結果は以下のサイトで逐次投稿されています。2014年2月19日現在、まだ完全な再現性は取れていないようです。


STAP NEW DATA: Knoepfler Lab Stem Cell Blog


【関連記事】

研究者が沈黙する理由: むしブロ