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クマムシ博士のむしブロ

クマムシ博士が綴るドライな日記

むしマガハイライト【Vol. 64, 65, 66】



☆━━━━クマムシ漫画

 最近むしマガの購読をはじめた漫画家の羽鳥まりえ先生が、クマムシの漫画をウェブ漫画サイトのエアレイドに11月ごろ発表されるようです。








☆エアレイド
http://www.famitsu.com/air_raid/midorimushi/index.html


 すでにミドリムシ漫画は同サイトにて掲載済みですので、ぜひ読んでみてください。オチでかなり笑ってしまいました。


 クマムシ漫画も楽しみです。


Vol. 64【むしコラム「サイボーグゴキブリの憂鬱」】


  人類は動物の動力を大いに利用して、文明化を果たして来ました。近年は産業化が進み、移動手段に馬を使う機会は激減しましたが、最近になり人類のために再び動物の動力を役立てようとする研究の潮流が起こりつつあります。


 ノースカロライナ州立大学の研究グループが、今年の第34回国際IEEE医学生物工学会議に発表した研究成果は、この流れが加速するであろうことを予感させるものでした。


 その研究成果とは、人類を救うために開発された、自由に操縦できるサイ
ボーグゴキブリの開発です。


☆【画像】サイボーグゴキブリ
http://bit.ly/OSI2sn

☆【PDF】Line Following Terrestrial Insect Biobots
http://ibionics.ece.ncsu.edu/assets/EMBC_12.pdf


 これまでにも、ガやカナブンなどの飛翔する昆虫をサイボーグ化して操縦できるようにする研究例がありました。昆虫の運動システムは比較的シンプルなので、サイボーグ(バイオボット)研究のモデルにはうってつけなのです。


 今回の研究に用いたのはマダガスカルオオゴキブリです。このゴキブリは体長が7.5センチメートルにもなり、寿命は2年間と長く、機敏で、ストレスに強く丈夫な体をしています。


 ゴキブリ嫌いの人はここまで読んできて、すでに鳥肌が立っているかもしれませんが、もう少し我慢して読み進めてください......


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Vol. 65【クマムシ研究日誌「クマムシ橋本聖子における共通点についての考察」】


  アメリカから帰ってきてから、東先生と修士論文のデータについて話し合った。


 しかし、クマムシシンポジウムで発表した内容を広げていきたい、というこちらの意向は東先生によって完全に却下された。これでは修士論文として認められるようなクオリティではない、ということだった。


 このときに初めて、自分の研究内容に対する客観的評価が、いかにできていなかったかを思い知らされたのだった。


 これまでに取ってきたデータが使えないということは、これから新たにテーマを設定して実験をしなくてはならないことを意味する。このとき、すでに修士課程二年目の9月だった。修士論文提出まで4ヶ月ほどしか、時間がない。必至になって再度文献を読み返し、東先生を納得させられるだけのネタを考えた。


 そして、クマムシのひとつの能力が気になった。それは、凍眠(クライオバイオシス)とう能力である。分かりやすくいえば、凍結に耐えられる能力のことだ。


 南極や極域に棲むクマムシは、液体窒素のマイナス196度などで凍っても生存できることが分かっていた。ちなみに乾燥した乾眠状態ではなく、活動状態のクマムシが、である。


 通常、生物が耐えられる温度範囲は、周囲の環境温度によって決まる。これは、環境温度が非常に強力な淘汰圧になるためである。寒い場所には低い温度に適応した生物が、暑い場所には高い温度に適応した生物が棲んでいるのだ。


 しかし寒い場所に適応した生物、とりわけ動物では、環境温度の下限よりもはるかに低い温度にさらされると死んでしまう。

 ところが、クマムシでは地球上に存在しないようなマイナス200度で凍っても生存できる。オーバースペックな凍結耐性もつわけだ。このクマムシオーバースペックな低温耐性を、他の生物の凍結耐性とは区別して凍眠とよぶようになった。より正確な凍眠の定義は、クマムシのクリプトバイオシスのうち、低温で誘導される仮死状態である......


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Vol. 66【クマムシさんのてくてくレポート2「パリのザ・庶民フード」】


やあ、おひさクマムシ


パリはすっかり冷えこんできたよ。


これからやってくる冬に備えて、しっかりと脂肪をたくわえなくちゃ、いけないね。いけないんだ。


だから、今日もおいしいものを食べにいくよ。


たまには、ちょっぴりジャンクなザ・庶民フードを食べにいこう。


てくてく、


てくてく、


てくてくまむし。


おや、ケバブ屋さんだ。
http://bit.ly/OQoMdP


これこそまさに、パリジャンヌのザ・庶民フード。


フランスの外食では高価な順に、フランス料理=日本料理>イタリア料理>ベトナム料理>中華料理>中東料理、というヒエラルキーが形成されているんだ。


ケバブは中東料理だから、もっともお手頃に食べられる、ザ・庶民フードなんだ。


だから、ケバブ屋さんにはいつもザ・学生たちであふれかえっているんだ。


フランスには中東方面からの移民がたくさんいるから、街のそこらじゅうにケバブ屋さんがあるんだよ。


おっと、のうがきが長くなったね。さむいし、お店の中に入ろう......


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