クマムシ博士のむしブロ

クマムシ博士が綴るドライな日記

EM菌こそ宇宙最強のエイリアンである

クマムシ納豆菌も驚愕の、トンデモない論文が大阪日日新聞に掲載されていた。


大阪ヒト元気録:大阪日日新聞


論文中では、EMボカシネットワークという研究組織がEM(Effective Microorganisms)を使用し、その有用性を示している。


そのEM菌の、恐るべき効能の例を挙げよう。


・ブタの飲み水にEMを混ぜるとブタが元気になり、小屋の悪臭も消えた。

・そのブタの尿を飲んだがん患者が快方に向かった。

・EMにサトウキビから作った糖蜜とぬかを混ぜたもの(通称「元気玉」)を河川に放り込むと、浄化された。


などなどだ。


そして、戦慄が走る恐ろしい事実も明らかになった。


なんと、EMは2000ºCでも死なないというのだ。


たばこの火がだいたい900ºC、ガスバーナーを使った激しい炎の温度が1700ºCほどである。鉄でも1538ºCで融ける。


もちろん、このような温度ではクマムシや納豆菌は燃えつきて死んでしまう。EMが2000ºCでも死なないということは、少なくとも細胞を構成している分子の融点が2000ºC以上ということであり、これは地球上の生命体でないことは明白である。


EMこそ、地球に侵略にやってきた、宇宙最強のエイリアンである可能性が極めて高い。


こうしてはいられない。これから直ちにNASAの仲間に通報する*1


【参考資料】

様々な火の温度:富山大学・木原寛さんのサイト

*1:日本でトンデモないインチキが蔓延している、ってね。