むしマガ vol. 2 2012年4月9日号 【NASAで働く方法: 学生編後編】【クマムシの魅力と圧力耐性】
みなさま、こんにちは。クマムシメルマガの「むしマガ」第二号目です。本州では桜が満開だー!ということだそうで、ブログやTwitterなどで桜の写真を良く目にします。そんな写真を見るたびに日本が懐かしくなります。
といっても、日本には先月行ってきたばかりですが。いや、別に日本が恋しいというわけじゃないんですが、桜を見ながらまったりしたいよね、という話です。みんな羨ましいよね、という話です。
それでは、今週のむしマガ、はじまりはじまり。
・むしコラム
ここでは、堀川が最近気になったネタを紹介したり、思いついた事を綴ったり、誰かとの対談を掲載したりします。何でもありのコーナーです。
◆ NASAで働くための方法 【学生編(後編)】
前回の続き、どうしたら学生のうちからNASAで勉強したり研究したりできるのか、その後編です。今回は、NASAが公募しているインターンシップに参加する方法について解説します。
NASAが募集しているインターンシップは、残念ながらその多くがUS市民向けです。ここでも、NASAに入るためにはアメリカ人の方がアドバンテージがある、という事実が浮かび上がってきます。
しかしながら、国籍を問わないインターナショナル・インターンシップ・プログラムも、わずかながら存在します。今回は、このインターナショナル・インターンシップ・プログラムについてご紹介したいと思います。
<本編に続く>
読者からのクマムシにまつわる様々な疑問に対して堀川が回答します。
◆ 質問:クマムシのどこが一番魅力的ですか?また、クマムシ以外に研究したいと思う生物はありますか?
◇ 回答:一番なところというのはなかなか難しいですね、はい。
最初に見たクマムシはチョウメイムシという種類のクマムシでしたが、水の中をもがもがともがいている仕草が、本当にいとおしく感じたのを覚えています。
元々無脊椎動物が好きなのもありますが、クマムシって歩く姿が......
<本編に続く>
・クマムシ研究日誌
私がクマムシの研究を初めて10年以上が経ちました。ここでは、これまでのクマムシ研究生活を振り返りつつ、その様子を臨場感たっぷりにお伝えしていきます。
【第2回】
◆ クマムシの圧力耐性ーその1
ここで、●●教授らが行ったクマムシの高圧耐性に関する研究について紹介したい。
●●教授はヒトやほ乳類が高圧にさらされた時に、どのような生理変化が起きるかを長年研究していたが、ある日、クマムシという生物がとてつもない極限環境にも耐え抜くという科学記事を目にする。早速、クマムシがどの程度の高圧に耐えられるのか、過去の文献を調べてみたが、クマムシの高圧耐性に関する報告はほとんど見つからなかった。そこで、この生物がどれだけの圧力に耐えられるか試してみることにしたのだ。
<本編に続く>
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