クマムシ博士のむしブロ

クマムシ博士が綴るドライな日記

書評

世界初のクマムシ擬人化漫画の第二巻が発売される

ミドリムシは植物ですか? 虫ですか? II: 羽鳥まりえ 羽鳥まりえ先生によるクマムシ擬人化漫画の第二巻が発売された。前巻に引き続き、今回も巻末に私の名前がアドバイザーとしてちゃっかり載っている。 今回はクマムシよりもミドリムシの方にスポットが多め…

【書評】『バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック!』DIYバイオムーブメントのすべてがここに

バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック! 先日も少し紹介した、これからのバイオ研究活動の動向がわかるエキサイティングな一冊。 ここ数年、アカデミアの外でバイオの研究を行う「バイオハッカー」がアメリカを中心に増加している。彼らの多くは改造…

『クマムシ博士の「最強生物」学講座』のKindle版が出ました

拙著『クマムシ博士の「最強生物」学講座』が出版されてから半年が経過しました。おかげさまで各界で好評をいただいています。 クマムシのゆるキャラを商品化して研究費を捻出しようとする奮闘ぶりも語られる。研究対象並みのしぶとさが頼もしい。 朝日新聞 …

知的労働者が書籍を出版する方法

おかげさまで拙著「クマムシ博士の「最強生物」学講座」が好評につき、早くも増刷が決定。ご購入いただいた皆さまに感謝。 クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたちー 日本滞在中に都内の書店を散策していたが、ほとんどの大型書店で本著…

クマムシ vs. 極限環境微生物ー地上最強生物トークバトル

先日、極限環境微生物学者の高井研氏の著書を出版社のイーストプレスから送ってもらった。 微生物ハンター、深海を行く:高井研 本書は高井氏の研究人生のこれまでをドラマティックに、そしてバブリーな表現で綴ったものだ*1。これから研究者を目指そうとす…

クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたち

このたび、『クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたちー』という書籍が新潮社から出版された。本書は本ブログとメルマガに執筆したコンテンツの一部を加筆修正し、まとめたものだ。一部、書き下ろしも含んでいる。クマムシさんの表紙が目…

世界初のクマムシ擬人化漫画がついに発売される

ついにクマムシが主人公の漫画が世に出た。擬人化したクマムシとミドリムシが活躍する研究漫画である。漫画のタイトルこそ「ミドリムシは植物ですか?虫ですか?」となっているが、私の脳内では「クマムシはクマですか?虫ですか?」と変換されるのでクマム…

ニート転身で豊かな人生を

現在、私は研究活動を生業としているが、これ以上に自分に充実感を与えてくれるアクティビティはないと思っている。何か発見をすれば、それがどんなに小さなものであっても人類の歴史で誰も見たことのない現象であれば、プライスレスの知的興奮を味わうこと…

【書評】『孤独なバッタが群れるとき』バッタ博士の青春

孤独なバッタが群れるとき: 前野ウルド浩太郎 著 (東海大学出版会) 本書は、バッタ博士こと前野ウルド浩太郎氏の初の著書である。前野氏については本ブログでもたびたび取り上げてきたので、ご存知の方も多いだろう。 バッタに憑かれた男バッタに憑かれた男…

バッタ博士によるバッタ本の目次がキてる件

写真: 前野ウルド浩太郎博士 このブログやメルマガでもたびたびフィーチャーし、コアなファンを獲得しつつあるバッタ博士・前野ウルド浩太郎氏が、11月20日にバッタの本を出版することになった。 孤独なバッタが群れるとき<サバクトビバッタの相変異と大発…

パラダイスレジデンス

嬉しいことに、こうしてブログで執筆活動をしていたりTwitterで情報発信をしていると、多くの人からネット上で色んな感想・コメントをいただく。 そしてたまに、自分と全然違う分野の人や、こちらが一方的に憧れていた人と繋がれることもある。 漫画家の藤島…

岩波「科学」に寄稿しました。

今月の岩波の「科学」に、私たちによるクマムシの紫外線耐性に関する研究報告が掲載されました。 科学 2012年 07月号 [雑誌] 全国1億人のクマムシファンの皆様には、ぜひともお目を通していただきたく存じます。 【お知らせ】このブログが本になりましたクマ…

かわけ!クマムシのように。:理系クンと思想クン

最近、思想ブームが来ているらしい。あちこちのウェブ媒体で思想系の論客がインタビュー記事をみかける。 そして、若手の思想系論客、いわゆる思想クンが一部の女子たちにとってアイドル的な存在になっているようだ。 思想ブーム到来!要チェックのイケメン…

【書評】『マリス博士の奇想天外な人生』まさに奇人

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF) 本書は、1993年にPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法の確立への貢献によりノーベル化学賞を受賞した、キャリー・マリス博士の自伝的エッセイ集です。PCR法は特定のDNA配列を容易に増幅する方法であり、この方法の確…

【書評】『現代免疫物語』

少し前になりますが、2011年のノーベル賞受賞者が発表され、ノーベル生理学医学賞には免疫学において大きな貢献を残した米仏の3氏が選ばれました。受賞対象となった自然免疫の分野でエクセレントな業績を残した大阪大学の審良静男教授が受賞されなかったのは…

あなどれない子ども向け図鑑

この度、「ねぇ知ってる?大図鑑」という子ども向け図鑑にヨコヅナクマムシの画像を提供したのですが、この図鑑の出来映えが素晴らしいです。東京大学の國枝武和さんも魅力的なクマムシの画像を提供されています。 ねぇ知ってる?大図鑑 私は今までに様々な…

ジョジョの奇妙な英語学習法

今回は、マンガを教材にした、超効果的な英語学習法を紹介しよう。 さて、何を隠そう、私は英語が大の苦手であった。高校現役の時に受験した英語のセンター試験の成績は200点満点中90点くらいだった。そして以降、多くの人と同様、英語を使えるようになるた…

【書評】『フジツボ〜魅惑の足まねき』フジツボ愛ここにきわまれり

私たちに馴染みのある、身近な生き物は数多くいる。しかし、その内、生態までよく知られているような生き物は、果たしてどれくらいいるだろうか。フジツボは、ほとんどの人は目にしたことのある生き物だ。だが、多くの人はその生態については詳しく知らない…